2024.3.1(金)開催:2023年度 第2回 宮城就業支援ネットワーク研修会「宮城の就業支援ネットワークを考えるII」のご案内 ※研修会は終了いたしました。
下記の日程で2023年度2回目の研修会を実施することとなりました。
◯日時:2024年3月1日(金) 13:30~16:30(受付 13:00~)
◯場所:仙都会館 8階 会議室(仙台市青葉区中央2-2-10)
◯内容
障害のある人の安定した職業生活の継続のためには、職業意識の形成や職業能力の開発、障害のある本人と企業のアセスメントやマッチング、職場定着支援や職場のナチュラルサポート形成、生活支援や医療面の支援など様々な取組みが求められます。一つの機関がこれら全てに対応するのは困難で、必要に応じて企業を含む関係者が連携することが望まれます。
松為(2014)は、関係者が相互に連携するためのネットワークについて、「支援者レベル(ミクロ)」「機関の管理職レベル(メゾ)」「行政機関・団体レベル(マクロ)」の重層構造で構築することが望ましいこと、そしてこれらのネットワークは不可分の関係にあることを指摘しています。また、野中(2001)は、連携のコツとして、「相互の違いを知る、相手の得意技や苦手な領域を知る、制度や相手機関の限界を知る、連絡の仕方や会合の依頼の仕方を知る、形式よりも実質的な有効性を考慮する、個人的な要素も考慮するetc」などを指摘しています。
ネットワークや連携の概念は多様ですが、ネットワークを構造、連携を行為と捉える(柴田,2011)と、個別にさまざまな連携実践を行っても、それを支えるネットワークが構築されないとそのような実践が地域で共有されず広がらないという面があります。一方、松為が指摘する行政機関・団体レベルのネットワーク会議や就労部会などを設定しても、現場の実践に資する視点や具体的な連携に繋げる工夫がなければ会議のための会議で終わってしまう危険性もあります。
以上のような問題意識を踏まえ、本セミナーでは、「行政や支援機関からの話題提供」「参加者によるグループディスカッション」「全体総括」を通じて、県内の地域事情に応じた連携実践に繋げるための就業支援ネットワークのあり方について議論したいと思います。
◯参加方法:下記URLよりお申し込みいただけます。
https://forms.gle/hnnF73wanF95rify6
宮城県の課題解決の一助になればと考えていおります。皆様のご参加心よりお待ちしております。